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さらら館のオーナーより



 金沢はいろんな世代に人気のある町です。しかし、旅の計画をたてるのになかなか難しい町でもあります。実際に旅人に尋ねても、なにか欲求不満の様子が伺えるのです。もちろん、観光の目玉がないわけではありません。兼六園、忍者寺、武家邸の細い路地、県立美術館などは見る価値があり、ある程度の満足感も得られます。
 金沢を訪れた人にもっとも印象深かった所を尋ねると、90%の人が忍者寺であると答えが返ってきた事には驚きです。そもそも、金沢の良さを忍者寺で代表されたのでは堪ったものではありません。まだ金沢に来たことのない人でも、金沢と忍者寺という組み合わせには何ともしっくり来ないものを感じるに違いありません。しかし、これが現実なのです。そして、これでは金沢はただの一日一泊の観光地になってしまうのではと気が気ではありません。

 金沢の良さは、生活者としての目です。自然に囲まれた落ち着いた生活、美味しい山海の食べ物、茶道・能楽が息づいている薫り高い文化、これらが金沢の本当の良さなのです。ですから、金沢観光のポイントは「長く生活しなければ分からない金沢の良さを、いかに短期間で味わうか」という点なのです。

 ではここで「さらら館」を登場させましょう。室生犀星で有名な犀川のことは皆様ご存知でしょうか。さらにこの町の中央を流れる川には、今もさらさらと清らかな水が流れ、清流に住むという「ごり」や「鮎」が捕れる川であることを知っている人はさらに少ないのではないでしょうか。その犀川上流の上菊橋のたもとにさらら館はあります。
 全室が川に面し、晴れた日は全ての部屋から遠く澄んだ藍色の山々が見え、川音のさらさら(さらら)という響きを子守歌に眠りにつき、小鳥の声で眠りから覚める幸福感。
 これぞ金沢、「さらら館」
なのです。

 

あるキャリアウーマンとさらら館

 年齢は50才位、いかにもバリバリ仕事をこなしそうなその女性は、さらら館には4〜5度目のお泊まりになるでしょうか?
 さらら館にお着きになると食事処「てら喜」へ出かけ、美味しい魚と金沢の地酒をちょっと一杯。友達である「茶房犀せい」で軽いおしゃべりとマティーニ…
 またゆっくりと町並みを歩いてさらら館へ。
今度はドッカリと落ち着いて、さらら館の店長相手にジンライム。
・・・東京の忙しさから逃げて来た。だだ、ゆっくりしたい、と。

 

      
    
若いカップルとワンちゃん

 小さなペットをお連れの若いカップルがお見えになりました。チェックインから間もなく、お部屋から出て、夕暮れ時の河原でワンちゃんと一緒に思いっきり走り回っていらっしゃいました。

 観光には出かけないのですかと尋ねますと、犬の喜びそうな所を探して旅に出てきたと、次の日の朝も地元のワンちゃんと一緒に本当に楽しそうでした。

 人間と、動物と、さらら館の素敵な関係でした。